きょうは今年5回目の「ばぶさんのお話しおじさん」・多摩市デビュー
先月5月は先方と都合がすり合わせきれず「お話しおじさん」は上演できずお休みでした。
今日、今年5回目の「ばぶさんのお話しおじさん」を多摩市の私立K保育園の年長さんのクラスにお邪魔して、上演してきました。
ご当地には初お目見えで子どもたちとも初対面。
ふたを開けてみないと判らないことだらけなのですが、・・・やっぱりライブはいいもんです。
会場がふだんは静かなお茶席に使っている和室ということもあって、子どもたちはこの部屋に入るだけで緊張した面持ちでの入室。
その反動が『笑い』に凝縮されたのでしょう。
最初二人の子が話の継ぎ目で『プフッ』と吹いたのが皮切りでそこから先は話をつなげるたびに笑いがエスカレート。
子供たちは過剰(?)に反応してお話しおじさん食いついてきてくれました。
小笑いが中笑いになって、すぐ大笑いになっていきました。畳敷きの部屋ということもありスライディングして畳に突っ伏し畳を叩いて大笑いです。
笑いの波が中波小波、ドカンと大波、寄せては引き、引いては寄せる波打ち際の波のようでした。反応が良すぎるのも、過ぎたるは及ばざるがごとしなのですが・・・一旦エスカレートしてしまったのですから事態を「なりに収める」しかありません。
こうなると頼りはひたすら緩急自在の『間』を盛り込んでメリハリをつけていかないと『届けたい話の中身』が届きません。慌てず、動揺せず、肝を据えて『間』を作りました。
子どもたちの聞き取り方にメリハリが生まれ「間」が効果を発揮しているのが手に取るようにとてもよく判りました。
この辺の『間の使い方』は『技術』というよりは『皮膚感覚』ですね。
語る私にとっては「間」の勉強の大変貴重なライブ体験でした。
~プログラム~
①導入・・・「♪せっせっせのよいよいよい、おーてら(寺)の、和尚さんがかぼちゃの…♪」3回戦勝負でじゃんけんの強い子がどれくらいいるかリサーチ。
②手遊び『5匹の仔豚がおおかみをやっつけたお話。
③ばぶさん童話のテーマソング『♪おはなしの歌♪』
④新作「なつみかんくんころころ」
⑤「わるぐち、けんか」
⑥ワルグチエンザ
と、ここまででいただいていたお時間丁度となりましたのでおしまいにしました。
このあと部屋を移して、地域の子供の『一時保育室』で、乳児の親子に
①スキンシップ歌(童謡・どんぐりコロコロをモチーフに…)
②パズルボードを使ってうたあそびうた2曲
③歌紙芝居『めだかがちきゅうをひとまわり』を演じました。
年長組さんと御給食を一緒に頂いて午睡入眠直前のアンコール上演に1作スペシャルで読みました。
今度は午睡入眠直前ということもあって、子どもが興奮しないような静かなお話にしました。
⑦「からすのたからもの」しっとりとしたお話しに子供たちがじっくり食いついてきてくれる感覚もまた演者にとっての醍醐味です。
子どもたちから「またほいくえんにあそびにきてね」の声に送られながら帰路につきました。
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